第267回「オミクロン株の自覚症状」

米国の研究者らは、医療従事者と患者から定期的に採血して、オミクロン株流行期間中(2021年12月15日~2022年5月4日)に抗体陽性に転換していた人を対象に、自覚症状について調査したところ、210人中118人(56%)は感染したことに気付いていなかったと報告しました。
今回は「オミクロン株の自覚症状」です。

第266回「オミクロン株対応ワクチン」

オミクロン株対応ワクチンは、オミクロン株に対しても感染予防効果が期待されているワクチンです。2回のワクチン接種をした方が、3回目のワクチン接種をせずにオミクロン株対応ワクチンを待つほどには、現時点ではデータが揃っているとは言えない状況です。
今回は「オミクロン株対応ワクチン」です。

第265回「小児の後遺症」

カナダCalgary大学の研究者らは、救急部門を受診してSARS-CoV-2陽性と判定された18歳未満の小児患者を追跡して、90日後の後遺症の保有率を調べるとともに、後遺症の危険因子についても検討し、新型コロナウイルス感染症、COVID-19で入院した小児の9.8%と、入院しなかった小児の4.6%に、何らかの後遺症が見られたと報告しました。
今回は「小児の後遺症」です。

第264回「新型コロナウイルスBA2.75」

BA.2.75はオミクロン株の亜系統BA.2から分岐した変異株であり、ケンタウロスとも呼ばれています。ケンタウロスとは、ギリシア神話に登場する馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている半人半獣の名前です。
今回は「新型コロナウイルスBA2.75」です。

第263回「ワクチン接種と心筋炎」

新型コロナウイルスワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎になったという報告がなされています。ファイザー社及びモデルナ社のワクチンであるMRNAワクチン接種後については、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。
今回は「ワクチン接種と心筋炎」です。

第262回「新型コロナウイルス政府の追加対策」

2022年7月29日に政府は新型コロナウイルスに対する追加の対策を発表しました。医療の負荷の増大が認められる場合、地域の実情に応じて各都道府県が、BA.5対策強化宣言を行い、新たな対策を実施することができるようになります。
今回は「新型コロナウイルス政府の追加対策」です。

第260回「BA.5の流行」

日本国内では、新型コロナウイルス感染者数が急速に増加し、オミクロン株の亜系統BA.5が急拡大しています。2022年7月中旬時点ですでに東京都内では半分以上がBA.5による感染例と考えられています。BA.5の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は「BA.5の流行」です。

第259回「モルヌピラビルの効果」

米国Merck社の研究者らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬モルヌピラビルの第2/3相臨床試験の第3相部分のデータの主要評価項目以外を2次解析して、臨床検査値、酸素補充療法、入院期間などの改善効果がプラセボ群より優れており、医療機関の負荷軽減に役立つと報告しました。
今回は「モルヌピラビルの効果」です。
 

第258回「オミクロン株BA.4/BA.5」

WHO(世界保健機関)は6月29日の会見で、世界101ヶ国で新型コロナ新規感染者数が増加していると報告しました。この101ヶ国の中には日本も含まれています。感染者数が増加している原因としては、ワクチン接種や自然感染からの時間経過による感染予防効果の減衰と、オミクロン株の亜系統であるBA.4/BA.5の拡大によるものと考えられています。
今回は「オミクロン株BA.4/BA.5」です。