第307回「扁桃摘出術の効果」

英国Newcastle大学の研究者らは、再発性急性扁桃炎に対する扁桃摘出術の臨床的な有効性と費用対効果を保存的治療と比較するために、英国の27病院でオープンラベルの臨床試験を行い、扁桃摘出術はその後24カ月間の咽頭痛リスクを減らし、推定した費用対効果も高かったと報告しました。
今回は「扁桃摘出術の効果」です。

第306回「ダニ媒介感染症」

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺咬されることによって起こる感染症のことです。人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺咬された人が病気を発症することがあります。
今回は「ダニ媒介感染症」です。

第305回「麻疹」

日本国内で麻疹(はしか)の感染者が増加しています。2023年4月下旬にインド帰国後の30代男性が麻疹と診断されました。その後、この男性と同じ新幹線に乗り合わせていた30代の女性と40代の男性が5月上旬に麻疹と診断されています。3月にも大阪府で麻疹の症例が1例報告されており、さらに、神戸市からもそれぞれ3月、5月に麻疹の患者が報告されています。
今回は「麻疹」です。

第304回「梅毒」

2022年は梅毒の日本国内の報告数が過去最多となりました。2019年には6,642人、2020年には5,867人、2021年は7875人でした。2022年は12,964例と感染症法の施行以来初めて年間1万例を超えました。2021年に比べると約5,000例の増加となっており、著しく増えています。
今回は「梅毒」です。

第303回「抗ウイルス薬の効果」

新型コロナウイルス変異株、オミクロン株の流行は、現在も続いています。米国では、2023年2月現在XBB.1.5系統が最も流行しています。一方、イギリスでは、オミクロン株CH.1.1系統がXBB.1.5系統と共に流行しています。東京大学の研究グループは、患者から分離したCH.1.1株に対する治療薬の効果、並びに、BA.4/5株対応2 価mRNAワクチンの有効性を調べました。
今回は「抗ウイルス薬の効果」です。

第301回「新型コロナウイルス再感染」

新型コロナウイルスの流行が2019年末から始まり、これまでに世界ではおよそ7億6千万人の感染者が報告されています。流行から時間が経つにつれ、再感染する人の割合も増えてきています。
今回は「新型コロナウイルス再感染」です。

第300回「パキロビットの効果」

米国California大学Berkeley校の研究者らは、カリフォルニアのデータを利用して、実際の外来診療でニルマトレルビル・リトナビル、商品名パキロビットが有効だったかを検討する研究を行い、新型コロナウイルス感染症、COVID-19患者の30日以内の入院と死亡を減らす効果が認められたと報告しました。
今回は「パキロビット」の効果です。

第299回「XBB系統の流行」

2023年5月8日から日本では、新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しますが、新型コロナウイルスはそれとは関係なく変化を続けていきます。日本国内でもオミクロン株の亜系統であるXBB系統の占める割合が増えてきました。XBB系統は次の流行の主流となる可能性が高いと言えます。
今回は「XBB系統の流行」です。

第298回「後遺症の予防」

2023年5月8日から新型コロナは5類感染症となります。5類感染症になっても、新型コロナウイルスがインフルエンザと同等の疾患とは決して言えない理由の一つにコロナ後遺症の問題があります。新型コロナウイルスに感染しても後遺症にならないための予防はあるのでしょうか。
今回は「後遺症の予防」です。