第283回「抗ウイルス薬の効果」

新型コロナウイルス、SARS-CoV-2の経口抗ウイルス薬であるモルヌピラビル、商品名ラゲブリオの安全性、有効性、費用対効果は、新型コロナウイルス感染症、COVID-19による罹患および死亡のリスクが高い地域のワクチン接種患者においては確立されていませんでした。英、オックスフォード大学の研究者らは、このような集団において通常の治療にモルヌピラビルを追加しても、COVID-19に関連する入院および死亡は減少しなかったと報告しました。
今回は「抗ウイルス薬の効果」です。

第282回「妊婦への抗ウイルス薬投与」

米国の研究者らは、妊娠中に新型コロナウイルスSARS-CoV-2に感染して、ニルマトレビル・リトナビル、商品名パキロビットを治療に使用した妊婦のアウトカムを調べる症例シリーズ研究を行い、有害事象で治療を中止した妊婦は47人中2人だけで、帝王切開による分娩数が予想より多かったものの、妊娠や生まれた子に対する悪影響は観察されず、妊婦に対する治療を支持する内容だったと報告しました。
今回は「妊婦への抗ウイルス薬の投与」です。

第281回「新型コロナウイルスワクチンと帯状疱疹」

米国の研究者らは、大規模データベースの情報を分析して、新型コロナウイルスワクチン接種後の30日間と、その他の時期の帯状疱疹発症リスクを比較して、リスク増加が見られなかったため、ワクチン接種後の帯状疱疹発症例は偶発的で、ワクチンはリスクを増加させていなかったと報告ししました。
今回は「新型コロナウイルスワクチンと帯状疱疹」です。

第280回「日本の抗体陽性率」

厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードにおいて、日本における抗体陽性率の調査結果が報告されました。日本全体では26.5%、沖縄県では46.6%、大阪府では40.7%、東京都は31.8%でした。
今回は「日本の抗体陽性率」です。