第244回「COVID-19専門病院の治療成績」

米国ミネソタ大学の研究者らは、新型コロナウイルス感染症、COVID-19患者の治療に特化した専門病院に転換した施設と、他の患者も受け入れている一般病院で、COVID-19患者の死亡率や合併症に違いがあるかを検討する研究を行い、COVID-19専門病院の方が2020年当時の臨床研究結果を反映した治療を実施する割合が高く、死亡率を含む治療成績が良好だったと報告しました。
今回は「COVID-19専門病院の治療成績」です。

第243回「新型コロナウイルス感染症とがん治療」

英国Birmingham大学の研究者らは、2020年3月~8月に新型コロナウイルス感染症、COVID-19で入院した英国のがん患者を対象に、がんの種類や受けている化学療法、免疫治療がCOVID-19死亡率に影響を与えているかを調べるコホート研究を行い、血液がんや肺がん患者の死亡率は高いが、全身性のがん治療を受けていることは死亡リスクに悪影響を及ぼしていなかったと報告しました。
今回は「新型コロナウイルス感染症とがん治療」です。

第242回「ワクチン接種と入院率」

米国Los Angeles郡公衆衛生局では、2021年11月7日から2022年1月8日まで、同郡の18歳以上の地域住民を対象に2週間単位の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の累積感染率と累積入院率を調べる研究を行い、ワクチン接種状況と照合したところ、観察期間の最後の週では、ワクチン未接種者の感染率はブースター接種者の3.6倍、入院率は23.0倍だったと報告しました。
今回は「ワクチン接種と入院率」です。

第241回「新型コロナウイルス国産ワクチン」

塩野義製薬は、2022年3月4日、新型コロナウイルス感染症、COVID-19に対して開発中の遺伝子組換え蛋白質ワクチン、開発番号S-268019について、追加免疫の免疫原性を評価した第2/3相臨床試験の速報結果を発表しました。接種後の中和抗体価の幾何平均値など主要評価項目を達成し、ファイザー製ワクチン、コミナティに対するS-268019の非劣性が確認されたとしています。
今回は「新型コロナウイルス国産ワクチン」です。

第240回「高齢者施設でのクラスター」

2022年3月上旬現在、全国的には第6波の新規感染者数は減少傾向になっていますが、医療機関や高齢者施設のクラスターが多発しており、重症化する方や死亡する方が増えています。
今回は「高齢者施設でのクラスター」です。