第122回「全身性エリテマトーデス」

全身性エリテマトーデスは、英語でsystemic lupus erythematosusといい、その頭文字をとってSLEと略して呼ばれます。発熱、全身倦怠感などの全身症状と、関節、皮膚、そして腎臓、肺、中枢神経などの内臓のさまざまな症状が一度に、あるいは経過とともに起こってきます。
今回は「全身性エリテマトーデス」です。

第121回「リウマチ性多発筋痛症」

リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica: PMR)とは肩から上腕、臀部から大腿部に疼痛を伴う炎症性疾患です。発症年齢はほぼ50歳以上であり、70代でピークを迎えます。また、男女比は1:2と女性に多く、家族内発症はまれです。発症は急性発症が多く、しばしば発症日の特定が可能です。
今回は「リウマチ性多発筋痛症」です。

第120回「帯状疱疹ワクチン」

帯状疱疹は抗ウイルス剤を服用すれば、速やかにウイルスの増殖を抑制できる疾患ですが、帯状疱疹がやっかいなのは、皮疹が消失したあとも長期間にわたり痛みが続くことがあることです。患者さんのQOL(生活の質)を著しく損ねるため、世界中で予防法が研究されてききました。その主たる予防策は帯状疱疹を抑制するためのワクチン接種です。
今回は「帯状疱疹ワクチン」です。

第119回「ノロウイルス」

ノロウイルスは、急性胃腸炎を引き起こすウイルス性の感染症で、長期免疫が成立しないため何度もかかります。主に冬場に多発し、11月頃から流行がはじまり12〜1月にピークを迎えます。ノロウイルスは感染力が非常に強く、また乾燥にも強く、少量のウイルス、10個から100個でも感染、発症すると言われています。
今回は「ノロウイルス」です。