第107回「HIV感染症」

後天性免疫不全症候群、エイズは、HIV (human immunodeficiency virus)によって起こりますが、HIV感染だけではエイズとは言えず、HIV感染者が23あるエイズ指標疾患と言われる疾患を発症してはじめてエイズ発症と言います。
今回は「HIV感染症」です。

第106回「旅行者下痢症」

旅行者下痢症の明確な定義はありませんが、旅行中もしくは帰国後1比較的短期に24時間あたり3回以上の非有形の下痢があり、なんらかの随伴症状を認めた場合、旅行者下痢症とみなすのが一般的です。
今回は「旅行者下痢症」です。

第105回「エボラウイルス病」

エボラ出血熱、もしくはエボラウイルス病はエボラウイルスによる感染症であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱等とともに、ウイルス性出血熱に分類される疾患です。エボラ出血熱患者が必ずしも出血症状を呈するわけではないことから、国際的にエボラ出血熱に代わってエボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼称されています。
今回は「エボラウイルス病」です。

第104回「髄膜炎菌ワクチン」

侵襲性髄膜炎菌感染症はわが国では近年稀な疾患となっていますが、一部は劇症型として重篤な転帰をとることが知られています。髄膜炎菌ワクチンは、アフリカの髄膜炎ベルト地域を含めた流行地に渡航する者、米国等の留学先でワクチン接種を要求されている者などに接種します。
今回は「髄膜炎菌ワクチン」です。

第103回「狂犬病ワクチン」

狂犬病は、犬だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病すると治療方法がなく、重篤な神経症状を示してほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。狂犬病ワクチンには、曝露リスクのある者に対して行う曝露前接種法と、加害動物から咬傷を受けた後にワクチン接種をする曝露後接種法があります。
今回は「狂犬病ワクチン」です。

第102回「特定看護師」

特定行為に関わる看護師の研修制度とは、「看護師が医師の作成した手順書により特定行為を行う場合に、特に必要とされる実践的な理解力、思考力および判断力並びに高度かつ専門的な知識および技能の向上を図るための研修」となっており、特定行為ごとに研修を受ける必要があります。
今回は「特定看護師」です。

第100回「2025年医師過剰時代」

地域医療構想により、2025年に必要な病院の病床数、すなわちベッド数は、2013年時点の約134万床から約15万6000床、11.6%減少する見通しです。高度急性期、急性期の病床は合わせておよそ77万床ありますが、2025年までに53万床に減らす方針です。さらには2008年度より医学部の定員は増えており、病床が増えたところに医師が増えることになり、医師の働く場所は減少すると予想されます。
今回は「2025年医師過剰時代」です。

第99回「蜂窩織炎」

蜂窩織炎は皮膚および皮下組織の急性細菌感染で,最も頻度の高い原因菌はレンサ球菌とブドウ球菌です。症状と徴候は,疼痛,急速に拡大する紅斑,および浮腫であり、発熱や所属リンパ節腫脹が生じることもあります。
今回は「蜂窩織炎」です。