第226回「もう1つの抗体療法」

現在日本で使える抗体は2つです。1つはカクテル療法と言われているカシリビマブ/イムデビマブです。現在使える製剤は1キットで2人分となっており、一度開封すると48時間以内に2人目に投与しなければいけません。もう一つの抗体、ソトロビマブは現在のところ入院でしか使用できませんが、1人分であり、使用しやすくなっています。
今回は「もう1つの抗体療法」です。

第225回「2つの経口抗ウイルス薬」

新型コロナウイルス感染症治療に関して、最近になりいくつかの話題がありますが、その一つが内服できる抗ウイルス薬です。すでにメルク社の経口抗ウイルス薬であるモルヌピラビルがイギリスで緊急承認され、日本でも早ければ年内に緊急承認となる見込みです。このお薬は発症5日以内に内服することで、入院または死亡のリスクを50%減少させる、と言われています。さらに、2021年11月5日、ファイザー社より新型コロナウイルスに対する飲み薬の抗ウイルス薬であるパクスロビドが重症化を89%防いだ、と発表しました。
今回は「2つの経口抗ウイルス薬」です。

第224回「抗体カクテル予防投与と皮下投与」

厚生労働省は、2021年11月4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して承認されている抗体カクテル薬のカシリビマブ/イビデミマブ、商品名ロナプリーブの一部変更について特例承認することを了承しました。一部変更の内容は、効能・効果に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症の発症抑制、を追加するとともに、用法・用量に、単回皮下注射、を追加するというものです。
今回は「抗体カクテル予防投与と皮下投与」です。

第223回「インフルエンザの治療薬」

昨年はインフルエンザの流行はほとんどありませんでした。今シーズン流行するかどうかはわからないのですが、流行した場合、免疫がなくなっている可能性があり、大流行になるかもしれません。インフルエンザは自然に治癒する疾患とも言われていますが、治療薬が必要なのでしょうか。
今回は「インフルエンザの治療薬」です。