第90回「非結核性抗酸菌症」

非結核抗酸菌(non-tuberculousis mycobacteria: NTM)は, 結核菌群およびらい菌を除いた約150種類の抗酸菌の総称です。NTMは、免疫不全患者さんのみならず健常な方への感染が成立すると考えられています。感染が成立すると特徴的な症状に乏しく,、数年~十数年かけて慢性肉芽腫性病変が緩徐に進行するのが一般的です。結核菌とは違い、ヒト―ヒト感染は一部を除いて起こさないとされるため,、患者さんの隔離は不要です。
今回は「非結核性抗酸菌症」です。

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